小さな自分を乗り越えるためにNO2

とうとう、この本が売れてしまいました。最後にこの本からもう一つ・

「働くという言葉があります。これははたがらくになると言う事です、はたというのは、人さん、ご近所

さん、世間さんのことです。近所に迷惑かける事をはた迷惑といいます。このはた様が楽しく幸せになっ

てくださるために、お手伝いさせて頂く事を喜んでさせて頂くなが、すなわち働くであります。

はたらくとは宗教的な温かい言葉です。私達一人一人がこうした気持ちで自分の仕事に励ませて頂く

なら、世の中はどんなに明るくなるでしょう。

仕事は事にお仕えすると言う事ですね。ですから仕事はするものではない

させていただくものです。働かせていただくのです。

私達がどんなに仕事した、働いたといっても、世間様から、社会の人々から受けている無量の

おかげにくらべれば、何程のことが出来たと言えましょう。

生きているのではない。生かされて頂いているのです。

私達はその恩におかげ返しをつとめてもお返ししきれるものではありません。

つとめても、なおつとめても・つとめたらぬはつとめなりけり・です

労働だけになってはいけません。

はたらく気持ちを忘れてはなりません。

高田好胤書・克己・から小さな自分を乗り超えるためにでした。