2015-05-25から1日間の記事一覧

四国別格20霊場、八番、十夜ケ橋永徳寺

大同二年弘法大師が四国巡錫のおり大洲を通られた。当時は人家も少ない上に農繁で宿る家もなく、日が暮れて空腹のまま一夜を小川にかかる土橋の下で野宿され夜の明けるのを待たれたが、一夜も十夜の長さに感じられたという。遍路が橋の上では杖をつかない風…

四国別格、七番、出石寺

出石寺ご住職 神山諦仁さまのおかげさまからです。 (おかげさま)という言葉があります。昔はよく耳にした言葉ですが、今日ではほとんど聞かれなくなりました。考えて見ると本当のおかげは見えない力、かげの力であるはずです。元気でいられるのも、旅が出来…

四国別格20霊場、六番、龍光院

龍光院ご住職 大国締彗さまの法話から忍を以て鎧と為す。 苦というものを、人々は厭うべきものとして遠ざけるが(災難に逢うた時には災難に逢うがよろしく、死ぬ時は、死んだ方がよろしく候。これ災難をまぬがるる唯一の妙法にて候)というのがあるが人は苦を…